アトピー性皮膚炎におすすめのシャンプーはありません!使わない選択も

最初に断っておきます。タイトル通り、アトピー性皮膚炎におすすめのシャンプーはないと思って読み進めてください。

アトピー性皮膚炎でシャンプーが合わないみたい…むしろ悪化したみたい…実際に起こりうることです。

おすすめは誰にとってのおすすめか?人それぞれアトピー性皮膚炎の症状は異なります。

アトピー性皮膚炎の息子のためにネットを駆使しておすすめのシャンプーをさがした経験と実際の体験談も含めご紹介します。

目次

アトピー性皮膚炎におすすめのシャンプーはありません

シャンプーは汚れを落とす洗剤で主成分は界面活性剤です。界面活性剤は良くないと言われていますが、汚れを落とすには必要不可欠でもあります。

また、皮脂を取り過ぎてしまうため頭皮が乾燥して痒みやフケの原因にもなります。

「そんなこと知ってる」アトピーに界面活性剤が良くないから界面活性剤の入っていないシャンプーを探しているといわれそうですが…

一般的には界面活性剤の入っていないシャンプーはないと言った方が正解になりまいます。

ではアトピーでに使えるシャンプーはなってこと?と言われるとアトピー性皮膚炎の症状にもよりますが頭皮のことを考えると「ない」になってしまいます。

うちの子供の場合シャンプーはダメ

息子がお世話になった皮膚科医は、

  • シャンプーは使わない
  • お湯だけで十分
  • どうしてもというなら石鹸ならOK!ただし、毎日はNG

息子は身体だけでなく頭にもアトピーが出ていたので上記のような指導をされました。

起きているときは痒みを我慢して掻かないようにしていても、寝ているときはどうしようもないんですよね。

無意識に掻きむしって頭皮から汁(リンパ液)が出ている部分があったり、皮膚が剥がれてフケのように髪の毛に皮が付いていたり。

これはシャンプーによる刺激が原因かもしれないと言われました。

また、頭だけでなく洗い流すときに体中にシャンプーが付着することになります。息子は全身にアトピーが出たのでシャンプー剤が傷口から浸透することも良くないと言われました。

アトピー性皮膚炎はシャンプーを使わず湯シャン

最近、湯シャンが人気で雑誌の特集でも見かけますよね。

湯シャンとは、シャンプーやリンス、コンディショナーを使わずにお湯だけで頭髪を洗う洗髪方法で、シャンプーを使わなくてもお湯だけで8割の皮脂や汚れが取れると言われています。

日本人は皮脂の分泌量が少ないため毎日、洗髪する必要はないそうでアトピー性皮膚炎でなくてもシャンプーをしない人が増えてきています。

  湯シャンのやり方!

  • ヘアブラシで丁寧に髪の毛に付いたホコリやフケを落とす
  • 37℃~38℃くらいのぬるま湯で洗い流す
  • 指の腹でマッサージしながら洗い流す

ヘアブラシで丁寧に髪の毛に付いたホコリやフケを落とす

ブラッシングで汚れやフケなどを丁寧に落としておくと洗髪が楽になります。櫛やブラシは、頭皮を傷つけない先が丸いブラシがおすすめです。

私のおすすめは、AVEDA(アヴェダ)のパドルブラシです。

アヴェダのパドルブラシでブラッシングするととにかく気持ちが良く他のブラシは使えなくなりました。

高校生の息子に使わせるなんてもったいないと思っていたのですが、試しに使わせてみると「きもちええのに痛くない」と言うので仕方なく息子専用を購入しました。

先が丸いので少しきつめにブラッシングしても頭皮を傷を付けることはありません。頭皮が痒くなるとこのブラシでかいていました。

ブラッシングはお風呂場ですることをおすすめします。

息子が初めて湯シャンをした日、ソファーに座って髪の毛をといていたらソファーがフケだらけに…。以後、お風呂場でブラッシングをさせました。

37℃~38℃くらいのぬるま湯で洗い流す

ポイントは温度です。熱いお湯をかけると皮脂が落としすぎてしまいアトピーの人は頭皮が痒くなります。

夏場は38℃くらいだと気持ちが良いのですが冬場は寒いと感じるでしょう。でもアトピーの症状が良くなると思えば頑張れますよね。

指の腹でマッサージしながら洗い流す

シャワーを流しながら指の腹で頭皮を揉みほぐすような感じでマッサージする。この時、爪を立てたりゴシゴシと擦ってはダメです。

息子は痒いからつい爪でガシガシ掻きむしりたくなると毎晩ブツブツと言っていました。

洗い流し~マッサージは時間にして5分くらいです。水圧は、普通で大丈夫です。

アトピーのシャンプーは石鹸の方がいい?

シャンプーがダメなら石鹸で洗髪したらどうでしょうか。

上述の通りアトピーさんには湯シャンをおすすめしますが、息子の担当医が言ったようにシャンプーより石鹸の方がまだ良いみたいです。ただし、毎日はダメ!

石鹸は、体を洗う石鹸と同じものでシンプルな成分(石けん素地)のものを選ぶといいです。

そして、ゴシゴシ洗うのではなく体と同じく泡で洗う感覚で!

そして、できることなら塩素除去ができるシャワーヘッドに取り替えてください。水が変わるだけで肌の乾燥やガサガサが改善されたり、髪の毛のきしみやパサつきもなくなります。

毎日使うシャワーは、かなり重要ですよ!!

アトピー性皮膚炎で湯シャンや石鹸だと頭皮が臭わない?

シャンプー洗髪から湯シャンや石鹸洗髪に変えると頭皮の臭いが気になるかもしれません。

まずは3日に1回、石けん洗髪に切り替えてみてください。そして慣れてきたら徐々に間隔をあけていきます。

シャンプーで皮脂を過剰に洗い流していたため、はじめは皮脂が過剰に分泌され髪がべたつくように感じるかもしれませんが、湯シャンを続けることで皮脂の分泌が正常化されべたつきは徐々になくなっていきます。

そして臭いですが「クサッ」と鼻をつまむほどの悪臭を放つことはありません。

湯シャンをはじめた当初は以前よりちょっと油臭いかな…という感じでしたが、続けていくと以前と変わらない臭いになりました。

アトピー性皮膚炎におすすめのシャンプーはないと思って情報収集を

インターネット上には色々な情報が溢れています。

その情報が正しいのか間違っているのかの判断は自分自身でしないといけません。

アトピー性皮膚炎の人におすすめシャンプーと書かれていても、症状によって合わないこともあるでしょう。

安易におすすめのシャンプーを使ってアトピー性皮膚炎が悪化しても誰も責任とってくれません…。

湯シャンが絶対とは言いませんが、シャンプー剤で頭皮が荒れたり傷ついたりするリスクを考えると思い切って湯シャンに切り替えてもリスクは少ないのでは。

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